絶望と諦観からのセミリタイア計画(仮)

投資による早期リタイアを考え始めた人の 生活・思考・投資・金の話

脊髄損傷、治る時代がやって来る

再生医療製品、公的医療保険の適用対象に

news.yahoo.co.jp

2013年12月~2017年2月 治験
2017年6月 細胞製剤「ステラミック注」として厚労省に製造販売の承認申請
2019年2月20日 保険適用(7年間の条件付き承認)

登録販売者で勉強したのに忘れかけてた薬事法

 

骨髄液を採取、幹細胞を培養、点滴で投与、という治療だそうです

※間葉系幹細胞(MSC: Mesenchymal Stem Cell)
体のさまざまな組織に分化する幹細胞で、骨髄液中に存在する
全身の新陳代謝に関わり、傷付いた場所に集まって治す性質がある(自己治癒)

 

薬価は1回あたり薬1500万円(社会保険の適用で患者負担は異なる)

当面は札幌医科大で年間数十例の治療に限定され、治療は損傷から31日以内を目安に実施 急性期の重症患者のみ対象

慢性期の患者への適応拡大も検討継続中(誤字は原文通り)

「患者さんの期待を高めるように無駄に煽りたくなかったからあまり語ってこなかった」そうだが、ニュース記事になった=ある程度見通しがついたと考えていいんだろうか

 

動物実験では脳梗塞、脊髄損傷、パーキンソン病などで効果があった

脳梗塞についても2013年3月から治験開始

MSCの性質から、脳梗塞、脳損傷、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマーなどにも拡大できる可能性がある

 

再生医療の進歩はすごい

ES細胞、iPS細胞とか、そっち系の研究かと思ったらコンセプトが違った

ES細胞を試した時期もあったと記事にあるが、倫理問題などで難しいそう

※ES細胞(胚性幹細胞):動物の発生初期段階の胚から作られる幹細胞 ヒトの場合には受精卵を用いるため、倫理問題山積み

※iPS細胞:様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力をもつ細胞 皮膚などの体細胞に少数の遺伝子を組み込んで培養する。腫瘍化するかも、という安全性の課題がある

 

これらの細胞だと、狙いの組織に分化させなきゃいけないけど、今回のMSCは本人の骨髄液にある細胞を培養して戻すだけなので、すごく実用的でリスクが低い

自己治癒力に焦点を当ててるから、「原理からいくと他の病気にも広く適応拡大していけるでしょう」という言葉通り、将来的にはいろんな病気・ケガの治療に使えそう

 

とうふの知り合いにも脊髄損傷で首から下は動かない人がいるので、早く慢性期の人にも適用されてほしいと思います

って書いて気付いた 適応じゃなくて適用だな

脳とか神経とか、今までは絶対に治療できなかった病気が治るかもってすごいよね 希望が持てる分野だ